暮らしを守り未来へつなぐ。
この言葉には住商産業の集合住宅に対する姿勢と想いがこめられています。
1916年(大正5年)石炭採掘の盛んな「軍艦島(長崎県端島)」で
日本に初めて鉄筋コンクリート造の高層アパートが建設されました。
1974年(昭和49年)には閉山を迎え、無人島となりましたが、
その姿は100年を経たこの島で、今なお原型をとどめています。
100年朽ちない住まい。
この丈夫な住まいに暮らしのあかりを灯し続けたい。
私達は日本の財産とも言えるこの住まいを1棟でも多く持続させることを使命とし、
管理組合の皆様とともに「住まい」、「暮らしを」守り続けていきたいと考えております。
子から孫へ、100年先の未来へ。暮らしを守りつなぐ架け橋となる。
私達の願いであり、管理組合の皆様とのお約束です。
2016年4月14日より熊本県に相次いで発生した地震により、
私達社員もまた被災しました。
被災後すぐに脳裏に浮かぶのは
「現場は大丈夫だろうか。」という思いでした。
地震直前にお世話になったマンションへ社員総出で向かう途中、
どこからか「助けて」という声が聞こえました。
現場に向かうと住人さんが、隣人を助ける為に自宅にあった
バールやハンマーを持ちだし、玄関ドアやサッシ窓を破って
助け出す光景を目の当たりにしました。
また、動けないお年寄りを背中に負ぶって階段を下り、
集会室やロビーに運ばれるなど、あちこちで広がる助け合いをみて、
あらためて『同じ屋根の下の住民』であることの素晴らしさを
感じるとともに、「私達も出来るだけのことをしなければ!」と
社員一同感じました。